インフラ・メンテナンスの省力化
自動記録・自動診断を可能にした
計量・コンパクトなモバイル型打音計測装置
国土強靭化政策の中、2012年の笹子トンネルの天井板落下事故により多大の人的・社会的損失を生じました。
ユーティスが研究開発の対象とする、コンクリート構造物に付帯する設備(トンネル換気扇、道路標識etc.)を固定するボルトの劣化判断は、そうした事故に対する予防保全を実施する上で極めて重要な事項の一つといえます。これまで、ボルトの劣化(接合力の低下など)は、現場技術者による打音検査(官能検査)に負うところが大きく、検査作業の省力化には、計測データの自動記録・自動診断化の解決が課題となっていました。
そこで、ユーティスでは、山口大学と共同研究を開始し、熟練技術者の技能に頼らないモバイル型打音計測装置及び診断システムの開発に取り組んでいます。
モバイル型打音計測装置は、対象ボルトへのハンマー打撃およびその打撃音収集を自動化し、計測データを瞬時にパソコンに取り込み解析するシステムで、現場の作業性向上のため、Bluetoothによる無線接続を行い、計測部と解析部を独立させるシステムを実装しています。
さらに、2018年度には、無線接続ができるプロトタイプを開発しました。
コンクリート構造物を打音、超音波のダブルで測定します。収集データはAIによって測定。これまで測定員の感覚・経験に左右されていた判断基準を一定化することで、より正確、判断ミスのないデータ集積が行えます。
本製品は対象となる地点に照準を合わせて入力することで、座標位置の特定が自動で行われます。取得したデータはマッピングで図面化され、劣化情報を正確、かつ客観的に共有できます。
鋼製防護柵支柱の根入れと、ロックボルト・アンカーボルトの根入れ深さ測定がこれ一台で可能に。
計測部をポケットサイズに軽量化し、Bluetoothで繋ぐことで、計測部と解析部を独立。測定効率の向上に成功しました。
国交省通達国交省通達の「非破壊試験による鋼製防護柵の根入れ長測定要領」にも準拠していますので、根入れ深さ測定の業界標準機として広くご使用いただけます。
構造物、製造品の打音検査自動化を実現するモジュール。
独自のアルゴリズムで解析された検査結果は、bluetoothでお手持ちのAndroid機器に瞬時に転送。
データ保存機能がありますので、単発又は連続でデータを記録することができます。
掘削が一般的な支柱の路面境界部や埋設部の異常を掘削せずに調査できる超音波検査器です。
2名分の作業スペースがあれば調査可能なため、道路規制を行う必要がありません。また、掘削、検査、埋戻し作業も不要と、作業効率、コストパフォーマンスにも優れています。
0836-32-2475 営業時間 9:00~18:00 土日・年末年始休業
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株式会社ユーティス
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